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「五感で感じてもらえる平和施設を」

  今年4回目となる「高校生ピースフォーラム」が、7月28日静岡市の労働会館で開催された。主催者を代表して第21代高校生平和大使の高田愛弓さんが「ピースフォーラムに名前を変えて2回目の集会となったが、ワークショップでは高校生が“核”の問題について自由に意見を述べ合う場を作った。大人の皆さんは見守ってほしい」と挨拶した。司会は、昨年の長崎派遣代表の佐野文音さんと宮沢正咲さんが務めた。

ピースフォーラムのルールを説明

 ピースフォーラムでは、高校生平和大使の高田愛弓さんがスイス派遣の任務を「国内で寄せられた平和の思いを届けること」と報告し、長崎派遣の佐野文音さんが「長崎研修の意義と内容」を、宮沢正咲さんが「署名運動をはじめとした県内の活動内容」を報告した。

 次に高校生平和大使に応募したきっかけを、第22代高校生平和大使の鍋田唯菜さんは「先輩から第五福竜丸の話を聞いたこと。長崎で原爆資料館を見たことから」と話し、長崎派遣代表の池田悠真さんは「島田に原爆の模擬爆弾が投下され沢山の犠牲者が出ているのに同世代のものがほとんど知らないことから」と話し、同じく長崎派遣代表の星野結衣さんは「沖縄に修学旅行に行き戦争の爪痕が今も残っていることを知ったから」と語った。

率直に意見交換する参加者たち

 ワークショップは参加した中・高生11人が、2グループに分かれて「核兵器に対する考え」をスケッチブックにそれぞれのイメージを書き出し意見交換した。マイナスイメージでは「人体・環境への影響が大きい」「危険」「一度に多くの命を奪う」「使い方に問題がある」などで、プラスイメージでは「攻撃力が大きい」「抑止力になる」「熱効率が高い」などを挙げた。「もし静岡に核兵器が使われたら」のシミュレーションでは、平和大使手作りの地図で被害範囲を説明した。また、「平和を伝えるシステムをつくるとしたらどのような施設が良いか?」の意見交換では「体験型施設」「CG・VR技術の活用」「戦争体験の語り部」など多くのアイディアが出された。まとめとして、「受け身の施設から体験型へ」「子供も理解できるCG・VRを活用した施設」「多言語で紹介する」「五感で感じてもらえる施設」が望ましいとした。

結団式で挨拶する第22代高校生平和大使の鍋田唯菜さん(左)、長崎派遣代表の池田悠真さんと星野結衣さん

 第22代高校生平和大使の鍋田唯菜さんは、8月17日から24日までスイスジュネーブの国連軍縮委員会を、長崎派遣代表の池田悠真さんと星野結衣さんは8月7日から9日まで長崎を訪問する。


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