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富士駐屯地ミサイル配備問題と市民運動

静岡県駿東郡小山町にある陸上自衛隊・富士駐屯地への長距離ミサイル(スタンド・オフ・ミサイル)の配備をめぐり、地域住民や市民団体による反対運動が活発化しています。

なぜ反対するのか?
1967年の「歴史的な約束」
1967年、陸上自衛隊のロケット弾試射計画に際し、静岡県知事(竹山祐太郎元知事)立ち会いのもと防衛施設庁(小幡久男長官)と地元農民団体(東富士演習場地域農民再建連盟)が「将来にわたって東富士をミサイル基地にしない」と約束しました。「東富士ミサイル基地化否定の確約」(1967年8月6日付)⇒今回の配備方針はこの長年の信頼関係を根底から覆すものです。

「反撃能力」と地域の安全

  • 高市政権が推進する「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有・防衛費急拡大は、戦後日本が守ってきた「専守防衛」の原則に反します
  • ミサイル基地は「攻撃の標的」にもなりえます。沖縄・南西諸島と同様に静岡東部もそのリスクにさらされます。


市民運動の経過
2025年後半~2026年1月:運動の立ち上がり

  • 2025年8月、防衛省が富士駐屯地への「高速滑空弾」配備方針を公表。
  • 同年12月に県内7団体が準備会を発足し、2026年1月11日に「富士にミサイルやめて!の会」が静岡市で結成集会を開き、署名活動・学習会を本格化。

2026年2月~3月:交渉・デモ・配備強行

  • 2月17日:「止めよう!富士・百里・横須賀への長射程ミサイル配備 2.17院内集会&政府交渉」、参院議員会館で防衛省と直接交渉、約9,000筆の署名(富士駐屯地への長射程ミサイル配備の中止、住民説明会の開催、配備計画や配備時期の情報公開を求める)を提出。防衛省は、富士駐屯地に配備予定の「高速滑空弾(島しょ防衛用高速滑空弾)」、将来的な「12式地対艦誘導弾能力向上型(長射程ミサイル)」の配備を進めていました。これに対し地元住民や市民団体は、富士地域が攻撃対象となる危険が高まること、国が住民説明会を開催していないこと、配備日程や運用内容が十分に公表されていないこと等を問題視し、防衛省との直接協議を求めました。防衛省は住民説明会開催要求には応じず、配備時期についても明確な回答を示しませんでした。
  • 2月21日:「富士にミサイルやめて!2・21静岡集会」を駿府城公園(東御門前広場)で開催。約450人が参加(主催者発表)。保育士・牧師・大学生など多彩な立場からリレートークが行われ、配備計画の撤回を求める集会アピールを満場一致で採択。集会後、参加者は「ミサイルいらない」「富士を撃つな」とプラカードを掲げながら静岡市内をパレードし、市民に広く問題を訴えました。
  • 3月 9日:防衛省への要請書提出。
  • 3月14日:富士駐屯地への長射程ミサイル配備中止を求める申し入れ(富士にミサイルやめて!の会)、小山町デモ(県内外から約120人が参集)。
  • 3月22日:富士にミサイルやめて!静岡県東部集会。
  • 3月30日:静岡県知事に住民説明会の開催を要請。(「富士を撃つな!」実行委員会は、県庁を訪れ、鈴木康友知事あての要請書「富士駐屯地への長射程ミサイル配備と東富士演習場での米軍ハイマース射撃訓練に反対の意思表示を求める」を提出)
  • 3月31日:「25式高速滑空弾」が国内初配備。防衛省前・駐屯地前で抗議集会を実施。富士駐屯地への「25式高速滑空弾(島しょ防衛高速滑空弾)」の配備を進めた当日に、富士駐屯地前(静岡県小山町)で抗議行動を実施し、撤回を求める要請書(高市早苗内閣総理大臣・小泉進次郎防衛大臣・今村 武富士駐屯地司令の三者宛)を陸上自衛隊富士駐屯地側(駐屯地担当)に提出。

「富士にミサイルやめて!の会(市民運動)」の申し入れの趣旨は、すでに長距離ミサイルが設置されてしまったという「既成事実」を追及するステージ(進行度)というよりも、当日に向けて、あるいは当日の現場において「配備そのものを認めず、即時撤回を求める」という文脈の中で要請書を提出しています。それはまた、配備後も政府の「教育用配備」説明の矛盾を指摘し、1. 憲法第9条への明確な違反(専守防衛からの逸脱)、2. 1967年の「ミサイル基地化否定の確約」への違反、3. 住民への説明不足と情報隠蔽、4. 地域が「戦争の拠点」「攻撃の標的」になる危機感(長射程ミサイルの部隊が置かれることで、富士駐屯地や周辺地域が有事の際に「相手国からの最優先の攻撃目標(標的)」にされる危険性が飛躍的に高まること、「富士山という美しい象徴の麓を戦争の拠点にさせない」「地域の加害・被害の拠点化を絶対に許さない」等、「住民の生存権を守るために長距離ミサイル配備を撤回させる」という強い住民の意思表示の顕れに繋がっていました。 配備後も「12式地対艦誘導弾(能力向上型)」の追加配備阻止に向けた活動を継続中。

「富士にミサイルやめて!」2・21静岡集会の様子(2026年2月21日)

  1. 富士にミサイルやめて!の会 結成宣言(全文) (2026年1月11日 富士にミサイルやめて!の会)
    https://nomissilefuji.org/docs/declaration.html

  2. 防衛省交渉の全編動画(2026年2月17日)  https://www.youtube.com/watch?v=_8AgXWnnUuk
    防衛省交渉の経緯・結果(「生活ニュースコモンズ」2026年3月18日)
    https://s-newscommons.com/article/11170?utm_source=chatgpt.com
    ※「富士にミサイルやめて!の会」 賛同人竹内 康人や社民党の福島党首も参加しています。

  3. 鈴木康友知事あてに要請書提出(「生活ニュースコモンズ」2026年3月30日)
    https://s-newscommons.com/article/11430?utm_source=chatgpt.com

  4. 富士駐屯地への長射程ミサイル配備の撤回を求める要請書(全文) (2026年3月31日 富士にミサイルやめて!の会
    https://nomissilefuji.org/docs/request-20260331.html

社会民主党静岡県連合の立場
社民党静岡県連合は今回のミサイル配備に断固反対します。「富士にミサイルやめて!の会」「富士を撃つな!実行委員会」をはじめとする市民団体と密接に連携し、配備の撤回と追加配備阻止に向けた運動を支援・牽引していきます。

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